看護学校といえば、「実習が大変そう!」、「授業が難しそう!」このようなイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?
看護師を目指している方も自分はきちんと卒業出来るのか進学に不安を感じている人もいると思います。
では、どのような人が看護学校を辞めてしまうのでしょうか?
この記事では、看護学校を辞める人の特徴や理由は何なのか、また辞めて後悔した意見について調べていきたいと思います。
看護学校を辞める人の割合はどれくらい?
看護学校の退学率(中退率)は、大学や専門学校など学校の形態にもよりますが、6~16%と言われています。
割合が幅広のは一重に看護学校といっても様々な種類があるためになります。
- 看護系大学
- 看護専門大学
- 看護短期大学
- 准看護学校
看護系大学は在籍可能な期間が6年から8年のため、留年や休学も可能にです。
短期大学や専門学校は4年生大学よりも学ぶペースが早く、勉強についていけない学生が出てくるため退学率が高く傾向にあります。
中には20%を越える退学率の学校もあるようで、退学率が正確に出ていないためこのようにバラけた割合になるようです。
看護学校を辞める理由として多いものは?
では、看護学校を辞める理由としてはどのようなものがあるのでしょうか?
人によって様々な理由がありますが、大きく分けると5つの理由があります。
それぞれを具体的に紹介します。
①人間関係やストレスなどの精神的な理由
人間関係や課題でのストレスなどの精神的な理由でやめる人も多いです。
看護学校では、学校の授業の他にも現場での実習があります。
普段の授業でのレポート提出にも追われているのに、実習の準備や実習先へのレポート提出などがストレスになっている人も多いようです。
また、実習先の指導者や看護学生仲間との関係が悪く、精神的に苦痛になって辞める人もいます。
②モチベーションの低下や将来への不安による理由
「看護師になりたい!」と夢をもって入学したものの、実際に学んだり実習をしていく上で、自分には合っていないと感じる人もいます。
合っていないと感じるとモチベーションの低下にもつながりますし、自分の将来像が描けないと不安にもなりますよね。
ただ、一時の感情で辞めて後悔する可能性もありますので、休学などで本当に自分に向いていないのか検討してみても良いのではないでしょうか?
③経済的な理由
忙しい看護学生はアルバイトが出来ないとい人も多くお金に困ることも多いようです。
特に社会人から看護師を目指して看護学校に通う方は親に頼ることも出来ず学費が払えなくなることもあります。
お金が原因で夢をあきらめてしまうのは勿体ないです。
まずは、奨学金や自治体からの助成金の制度を上手く利用して解決できないか検討してみましょう。
④就職先の変更
看護学校に入学したものの、就職先を別の分野にしたくなったという人も中にはいるようです。
就職先の希望が明確になっている場合は、早めに退学の手続きをした方がよさそうですね。
また、就職先は決まっていないけど看護師は向いていないと感じた場合は自分の将来についてじっくりと考えましょう。
⑤学校のカリキュラムが合わないなどの理由
看護学校によって、カリキュラムや高速が違いますし、教員にもいろいろな人がいるので、学校との相性は大事ですよね。
特に、看護専門や短大は学ぶペースが早く学業についていけないと感じる人も多いです。
ブラックと言われる看護学校もあるようなので、入学する前に情報収集をしておきたいところです。
看護学校を辞める人の特徴は?
看護学校を辞める人の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか?
調べてみると大きく分けて5つの特徴がありました。
自分に当てはまるかどうかご確認ください。
①繊細な人
看護師は人の命に関わる仕事です。
そのため、人の生死についての話ももちろんでてきますし、実習先でそのような場面に遭遇することもあるでしょう。
また、特に実習先では厳しい指導をされるので、指導者に言われた言葉に傷ついて辞めるという人もいるようです。
②体が弱い・体力が無い
病院で働くからには、様々な感染症の患者と接することもありますよね。
そうした時に体が弱いと「看護師には向いていないな」と思うのだとか。
また、夜勤もあるような体力仕事なので体力に自信がない人も辞める人の特徴です。
③勉強についていけない
看護学校の入試の時点で、その後の勉強についていける程の学力があるのかどうかは試されることがほとんどですが、学校によっては入試は簡単で入学はしやすくても、勉強にはついていけずに退学者が多いところもあるのだとか。
入学前に必要な学力が身についていない人も辞める人の特徴のようですよ。
また、特に短期大学や専門学校は4年生大学に比べて学ぶ内容が早いためついていけなくなる生徒が多くなる傾向にあります。
④潔癖症の人
手袋やマスクをすれば大丈夫なレベルの潔癖症であれば問題ない場合もありますが、人の体に触れるのが苦痛なほどの潔癖症の人は実習を乗り越えるのも難しいです。
頑張って看護師になっても、排泄物の処理など潔癖症でなくても苦痛なお仕事もあります。
潔癖症の方でも慣れるとは言われていますが、どうしても難しい場合は早めに対応する必要があります。
⑤プライドが高い人
教員や実習指導者から厳しい口調で指導を受けるのが苦手な人や、プライドが高い人は、看護師が合わないと思って辞める場合もあるようです。
しかし、看護師さんは人の命を預かる仕事で、プライドを持ってお仕事をされている方が多い職業です。
厳しいことを言われても見返すくらいの方が看護師さんに向いているとも思います。
看護学校を辞めて後悔した意見は?
看護学校を辞めて後悔している人もいるようで以下のような意見がありました。
・あと1年頑張って免許だけでも取っておけば良かった。
・看護学校辞めたけど、借金だけが残っている。
・やっぱり看護師の仕事に憧れる。
看護師の仕事に憧れて入学した方は、しっかり考えて辞めないと後悔する可能性が高いです。
看護学校は、試験や実習が忙しく周りの友人が楽しそうにキャンパスライフを送っている姿を見て羨ましくなるかもしれません。
しかし、卒業すれば就職先は引く手あまたですし、看護師さんは人に感謝をされる素晴らしい職業です。
今は看護師と活躍している方も看護学校は辛かったと
一時の感情に流されないようにしっかり考えて結論を出すようにしましょう。
看護学校を辞めて幸せ・良かった意見は?
しかし、看護師を辞めて「幸せ!」「良かった!」という声もありましたよ。
・あの時看護学校を辞めてなかったら今頃心病んでたと思う。
・他の道に進んだけど、辞めたことの後悔は全くなし!
・本当にやりたいことが見つかった。
看護学校を辞めて幸せとの意見もあります。このように良かったと感じる理由は様々ですが、「給料が良い」、「就職先に困らない」など職業としての魅力で看護学校に入学した方が辞めて良かったと感じる方が多いようです。
なりたい職業でもないのに、日々の実習や試験は相当ハードだと思います。
看護学校辞める人の特徴や理由は?まとめ!
いかがでしたか?
今回は、看護学校を辞める人の特徴や理由は何なのか、また辞めてについても調べてきました。
辞める人の特徴や理由は様々なものがあることが分かりました。
また、辞めたことを後悔している人もしていない人もいます。
辞めるにしても辞めないにしても、自分の選択した道を自信をもって進んでいけるといいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。